奉壽堂は華城行宮の正殿の建物であると同時に華城 守府の東軒の建物であり、壮南軒とも言う。1795年(正祖19)に正祖は惠慶宮の還暦宴進饌禮をこの建物で行った。 この際に正祖は惠慶宮の長寿を願って'万年の寿をお祈りする'という意味の奉壽堂という堂号をつけ、曺允亨に扁額を書かせた。 正祖は惠慶宮の還暦宴から9年後の1804年に、惠慶宮の70歳の寿宴進饌を奉壽堂において行うので、それに使用する品物を保管するように指示した。 進饌禮行事は朝鮮時代最大の宮中行事であり、當時の大きな話題の種であった。これには王室の親族や臣下以外にも多くの人が参加した。
- 最終修正日 : 2013.06.16
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